幸福の科学の学校建設を考える

ooginosato.exblog.jp
ブログトップ

山田直樹『新宗教マネー』宝島社新書

d0194830_045630.jpg
幸福の科学に限らず新宗教の教団にはお金持ちが多い。

幸福実現党は2009年夏の衆院総選挙で337名の候補者を立て、全員が落選した。法定得票数を下回ったため、11億5800万円の供託金が没収された。その他の選挙費用も合計すると、夏の衆院選で80~100億円のカネを使ったことになるらしい。

その直後に制作した教団の第6作となる映画『仏陀再誕』では宣伝費だけで20億円以上かかったという。

どうしてこんなにお金があるのか。
それは出版を中心とした古いビジネスモデルが有効に働いているかららしい。

今や創価学会の池田本を上回る大川総裁のヒット本の数々。
出せば必ず売れる。
出版流通関係者によると「必ず買っていく」固定客がいるからだそうだ。
そういえば信者は大量に買い込んで配っている。

出版社を含む幸福の科学の蓄財は年間2000億円以上といわれている。

創価学会にすさまじいライバル心をむき出すようだが、目指しているのは創価学会と同じく「家の宗教」。

幸福の科学は0歳児から6歳児を「エンゼル信者」と呼んで0歳からでも入信できる。
少年少女期は、経営している塾へ、中学校・高等学校をつくり、大学もつくる計画。
シニア塾もあれば、納骨堂や墓の事業もある。

一生を通じて、信者をビジネスの対象とするしくみをつくっているのだ。

幸福の科学が学校づくりに興味を示すのは信者養成のほかに、学校法人にも非課税特権があるからだという。その上、私学助成金まである。

この本に貫かれているのは、非課税組織としての宗教法人の見直しだ。
たしかに見直す時期かもしれない。
[PR]
by ooginosatoeast2 | 2011-01-16 00:05 | BOOK